私が最初に社会人になったのは、小さなハウスメーカーでした。小さなハウスメーカーといってもは関東、中部位まで展示場を持った会社でした。
私の実家のすぐそばの住宅展示場にも展示場があった木造の注文住宅メーカーでした。
業務は、営業が契約してきた住宅を最初からお引き渡しまで1人で一貫して行うちょっと特殊な業務でした。恐らくこのように全てを一貫して行う業務スタイルはあまり無いと思います。今までの私の知見でも地場のハウスメーカーくらいしか知りません。
簡単に業務の内容を時系列に箇条書きにしてみましょう。
- 契約後の顔合わせ(契約時のあらかたの図面とをもとに再度お客様のヒアリングをして問題のない図面にするために打ち合わせをする。)
- ヒアリングをもとに敷地測量図、構図を確認して道路、用途地域などを役所に行って確認する
- 法的事項と照らし合わせて、お施主のヒアリングをもとに図面を提案する
- お客様のご要望とある程度の予算に合った最終的な図面を作成する
- そこで確定した図面の内外部の仕様打ち合わせする。その際に電気配線の打ち合わせもする。
- 図面と仕様が決まったところで、お施主様にお見積もりを提示する
- おおまかな図面が決まったところで、確認申請を提出する
- ここで何度かの交渉があり、最終的な図面と仕様と金額を決める
- 契約時の金額との差額を変更工事契約書として契約書と図面に印鑑をいただく
- 確認申請と融資が許可になるなったら、工事が着手する
- 工事もそのまま私が監督するので、お引き渡しまでお客様の住宅のお手伝いをする簡単に言うと上記のような内容になりますが、大学を出たて、社会人になりたてほやほやの若造がこれを全部やっておりました。今思うとお施主様はとても心配だったんじゃないかなと思います。私が施主だったら心配です。しかも、その当時は資格は何も持っていなく、名刺にも資格は一切書いて有りませんので心配になるのは当然だったと思います。しかしながら、良いか悪いか別として学生時代から老け顔では定評が有ったせいか、お施主様にあまり歳を聞かれたこともなかったので見た目の貫禄で、安心して頂けたのかも知れません。
そう考えると、やはり見た目はかなり重要な要素になるのだと感じて、逆にそれを武器にお施主様からの信頼信用を受ける様業務して参りました。
歳は聞かれないにしても、22歳の新卒の私がお子様はいらっしゃるの?ご結婚はされているの?など聞かれ、お施主の小さなお子様にはおじさんと自分から言わないとならない状況になったりと今考えると自分で言うのも何ですが可哀想な感じさえします。
仕事も土日休みと言うことで入社しましたが、お施主の打ち合わせなどでほとんど土曜日は出勤でしたし、勿論働き方改革などありませんので残業も毎日していて、恐らく毎月100時間は軽く超えていたと思います。こんなに残業しても、給料に見なし残業込みと言う今ではよく分からない制度があったので、残業してもしなくても一定の給料しか貰えませんでした。建設業界のあるあるだったかも知れません。勿論今ではこの様な事は建設業界、その他でも無いと思いますので、これから就職を考えている方は心配しないで下さい。
今回はここまで
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