転職⑥企業と風土について (中規模企業時代編)

前回の続きになりますが、仕事の進め方は当時のいろいろな部署に、責任者になった同期の仲間と仕事をする事で体験出来ました。
やはり、仕事は一人では出来ませんし、一つの部署だけでは会社ではうまく事が運ばないのです。いろいろな部署との協力体制の構築によってそれまではできなかった事ができるようになり、よりスムーズに業務が運んだり,考えていなかった視点でのアドバイスを頂いたり良い事尽くめの環境になり、自らの業績もどんどんうなぎのぼりになって行きました。
この効果は、私だけでは無くその他の部署の同期達も同じように考えていたと思います。

ここでお伝えしたいのは、他部署との交流によっていろいろな仕事の幅が広がると言うことです。


実際にこれは体験してみないとわからないことかもしれませんが、中規模の会社でしたらこのような体験も経験の浅い時からできるかもしれません。このように中規模の会社でしかできないこと、経験できないことを主に自分の知識と自分の幅をつなげていくことができるのです。これはへ大きな規模の会社でも同じことなのですが、やはりある程度のポジションにないと経験することができないので若いうちに経験できた事は自分の中での財産になっております。

中規模の会社でいろいろな経験をすると、その当時の私みたいにいろいろな勘違いをして根拠のない自信で転職を考えたりすることもあると思います。
私はそうやって中規模の会社を退職し、知人の家の個人経営の会社に勤めることになりました。

中規模会社での経験と知識
・プレイヤーの経験と、マネージャーの経験が若い世代でできた
・責任者として、関係企業の経営者との交流ができて色々な知識と経験ができた
・会社での仕事の進め方や、他部門との交流による業務の展開の方法などを体験することができた
・会社組織の組織体系を学んだ
・マンパワーに頼るところが多かったので、個人の業務が多岐に渡るので大企業ではジョブローテーションでの経験でしかできないような幅広い業務を経験できた
・ブラックな環境でも、業務ができるタフな体力と精神力を養うことができた
・会社員としての給与制度、福利厚生の制度も当たり前の程度は理解できた

そこは個人経営と言っても社員20名くらいあるところで、知人の父親が社長をしている会社で私はそこでは社長の息子の知人という立ち位置で入社することになりました。
この規模の会社ですとどうしても社長の裁量がとても大きく、簡単に言ってしまうといい意味でも悪い意味でも『ワンマン企業』になっておりました。

このような規模の会社ですと給与体系も明確になっておらず、ましては福利厚生もどのようになっているかもわからない始末でした。正直、あまり詳しくはご説明できませんが、厚生年金や保険組合なども言われるがままのような状況にありました。
そこでは建設業界ではあるものの今までの経験、知識がほとんど活かされない職務でしたので、私としては新しいことを覚えて知人の力になろうと考えておりました。
資格もその当時は、1級建築士も取得していたために公共事業の入札などにはポイントを稼ぐためにも私の入社は期待されていたのかもしれません。しかしながら、初の転職もわずか8ヶ月で次の仕事も決まっていないのに退職してしまいました。

<中規模の会社から個人経営の会社への転職の難しさ>
 ・給料、福利厚生、退職金制度などへの不安と不信感が拭えない
 ・個人経営の会社の給与は、中規模の会社よりもおおよそ低い
 ・今で言うブラック企業が多い
 ・評価の基準が、好みになってしまっている
 ・ワンマン企業は振り回される
 ・将来が不安になる

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