転職.

先日,私の部下の女性からショッキングな報告を受けました。

「12月いっぱいで会社を辞めます」との事でした。

今までの社会人人生25年の中で、部下が退職すると報告を受けたのは実を言うと初めての出来事だった。何故なら、自分が部下よりも先に転職するケースがほとんどだったからだ。

今の職場には,9月でやっとこ7年目になり私の会社員人生の中でもベスト3には入る職場になっていた。

彼女は私どもの業界では、なかなか稀有な存在で現在社会人7年目に当たります。なかなか稀有な存在とは、私どもの会社自体もなかなか女性が育たない、向かない職種だと感じており体力的、精神的にもなかなか大変な業種である事は間違いないと思います。

私の転職人生は基本的に同じ業種で、どんどんといろいろな会社で得たスキルを次の会社で活かして自分の価値を上げていく様なものでした。

しかしながら、彼女の場合は大きな意味での業界は一緒ですが、官公庁への転職が決まったとの事でした。

詳しくは分かりませんが、28歳位までは新卒扱いという事で官公庁も人材を募集しているみたいです。なので公的資格を取得しているその位の人材は転職を視野に入れているかも知れませんので、心当たりがある場合は注視してください。

とは言う私も実はその頃に新卒で入社した会社を辞めて、転職をしました。

ですから、私も彼女から報告を受けた時に転職を留める事は出来ません。自分もそうやって今に至るのですから。

なかなか彼女も言い出せなかったらしく、苦しんでいて仕事が手に付かない状況でした。会社を辞めるのもかなりのエネルギーが必要ですから、またあまり自分の意見も言わずに優しい性格も起因して苦しかったのだろうと今思えば感じます。

日本はまだまだ男尊女卑が残っているのか、建設業は本当に女性が活躍している事を目にする事がとても少なく今後ともなかなか変わらない土壌を感じています。女性だけではなく建設業から若い人材が育っていかない様にも思えます。

女性が現場の仕事をする事は大きなゼネコンの現場で無いと成り立たないと感じます。私が働いているハウスメーカーではこの問題は解決する事が難しくこれから就職をお考えの女性は参考にして欲しいです。

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