バルコニーの防水は一般的に木造住宅の場合ですと、FRP防水になります。
軽量鉄骨、重量鉄骨造の場合は主にシート防水が使われております。
RC造の場合ですとウレタン防水もしくはアスファルト防水などいろいろ種類があります。
バルコニーの標準的な仕上がりといいますと、大体バルコニーと室内には、おおよそ10センチから15センチまたいでバルコニーに行くような形になっております。
通常はフロアの高さとバルコニーの仕上がりの高さはおおよそ一緒です。
室内に水が入らないように先程の10センチから15センチの立ち上がりを作って簡単に言ってしまうとバルコニーを水槽のような形で防水する、そのような仕様になっております。
リビングとバルコニーのつながりに関しましては、かなりこだわりを持っている方ですとその段差を解消したいために室内の床高を上げて、バルコニーの仕上げ床高を上げると言うことをして室内とバルコニーをフラットにしてより一体感を持たせる仕上がりを希望する方々もいらっしゃいます。
ここで注意してほしいのが、掃き出し窓も通常の掃き出し窓にせず「レールをフラットにするような掃き出し窓を採用するようにしてください」
それをしないと思い描いている全体的にフラットで一体感のある室内と室外ができません。
なかなかこのような事は分かっていない設計士も多いと思いますので、リビング一体バルコニーをやる際には設計者に掃き出し窓のフラットレールを採用していただくようお願いしてください。掃き出し窓のフラットレールを採用していただかないと、私の考えですと室内がバルコニーよりもおよそ5センチ位高くなって段差になってしまうと思います。
今回は住宅のバルコニーと室内の一体感を重視した設計の際の注意点を主に記しましたが全てが同じようなことになっていないかもしれませんので、そちらは担当の設計士とよくご相談の上計画を進めていただくようお願いいたします。