私の転職④遍歴

私が最初に社会人になったのは、小さなハウスメーカーでした。小さなハウスメーカーといってもは関東、中部位まで展示場を持った会社でした。
私の実家のすぐそばの住宅展示場にも展示場があった木造の注文住宅メーカーでした。
業務は、営業が契約してきた住宅を最初からお引き渡しまで1人で一貫して行うちょっと特殊な業務でした。恐らくこのように全てを一貫して行う業務スタイルはあまり無いと思います。今までの私の知見でも地場のハウスメーカーくらいしか知りません。

簡単に業務の内容を時系列に箇条書きにしてみましょう。

  • 契約後の顔合わせ(契約時のあらかたの図面とをもとに再度お客様のヒアリングをして問題のない図面にするために打ち合わせをする。)
  • ヒアリングをもとに敷地測量図、構図を確認して道路、用途地域などを役所に行って確認する
  • 法的事項と照らし合わせて、お施主のヒアリングをもとに図面を提案する
  • お客様のご要望とある程度の予算に合った最終的な図面を作成する
  • そこで確定した図面の内外部の仕様打ち合わせする。その際に電気配線の打ち合わせもする。
  • 図面と仕様が決まったところで、お施主様にお見積もりを提示する
  • おおまかな図面が決まったところで、確認申請を提出する
  • ここで何度かの交渉があり、最終的な図面と仕様と金額を決める
  • 契約時の金額との差額を変更工事契約書として契約書と図面に印鑑をいただく
  • 確認申請と融資が許可になるなったら、工事が着手する
  • 工事もそのまま私が監督するので、お引き渡しまでお客様の住宅のお手伝いをする簡単に言うと上記のような内容になりますが、大学を出たて、社会人になりたてほやほやの若造がこれを全部やっておりました。今思うとお施主様はとても心配だったんじゃないかなと思います。私が施主だったら心配です。しかも、その当時は資格は何も持っていなく、名刺にも資格は一切書いて有りませんので心配になるのは当然だったと思います。しかしながら、良いか悪いか別として学生時代から老け顔では定評が有ったせいか、お施主様にあまり歳を聞かれたこともなかったので見た目の貫禄で、安心して頂けたのかも知れません。

そう考えると、やはり見た目はかなり重要な要素になるのだと感じて、逆にそれを武器にお施主様からの信頼信用を受ける様業務して参りました。

歳は聞かれないにしても、22歳の新卒の私がお子様はいらっしゃるの?ご結婚はされているの?など聞かれ、お施主の小さなお子様にはおじさんと自分から言わないとならない状況になったりと今考えると自分で言うのも何ですが可哀想な感じさえします。

仕事も土日休みと言うことで入社しましたが、お施主の打ち合わせなどでほとんど土曜日は出勤でしたし、勿論働き方改革などありませんので残業も毎日していて、恐らく毎月100時間は軽く超えていたと思います。こんなに残業しても、給料に見なし残業込みと言う今ではよく分からない制度があったので、残業してもしなくても一定の給料しか貰えませんでした。建設業界のあるあるだったかも知れません。勿論今ではこの様な事は建設業界、その他でも無いと思いますので、これから就職を考えている方は心配しないで下さい。

今回はここまで

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私の転職①企業とお金

私は何度となく転職をして参りました。

個人経営の会社から、業界トップまで幅広く勤務をして来て思うことがあります。

まず、やはり大きな会社(社会的知名度がある会社)は給料が明らかに多いです。

月々の給料が多い所もあれば、ボーナスが多いところもあるので転職をお考えの方は、よくある賞与●カ月という言葉には注意してください。これも好き好きがあると思いますが、私はボーナスという不安定要素よりは月々のお給料を重んじております。いろいろな、生活返済計画も立てられますので私には合っていると思います。ボーナス型は毎月を毎月の収入で計画して過ごして行くと、ボーナスは完全に貯金もしくは、投資などへの資金になるので、最終的にはお金が貯まりやすくなるように思います。

大企業ですと転職してすぐには、当たり前ですが転職時の約束されたお給料になりますがある程度認められるとみるみるうちに給料はプロパー社員と遜色ない金額になってきます。

ところが個人経営の企業ですと、就職活動で約束していた給料をきちんともらえないこともございます。実際に私も転職して小さな企業に入社した際に、社長より入社したばかりだから我慢してと言われました。私も3カ月間は正社員になれないことを知っておるので我慢しておりました。しかしその後も給料は上がらず約束された金額になる事はありませんでした。その時の上司にも掛け合いましたが話を聞いてもらえず6ヶ月でその会社を退職しました。

その際思ったのはきちんと約束された給料をきちんと書面でもらうことをしていなかったので、次回からはきちんと条件等は書面でいただくことをいたしました。

これは転職する皆さんは必ずやったほうがいいと思います。

私みたいな残念な時間を過ごすのは人生の中でとてももったいないことなので、参考にしてください。

また、福利厚生も全く比べようも無いくらいに大きな会社は手厚いことが多いです。大きな企業で働く人は、これを上手に活用しているように感じます。

福利厚生の中でも大企業は自社持ち株制度、今はどこでもあるかもしれませんがiDeCoなどの制度があり社員のお金に対する考え方が色々と育まれる仕組みがあります。その他自社の健康保険組合、共済保険など数え上げるといろいろあります。こんな事を言うと大企業で就職する事を進めている様に思えるかも知れませんが,そんな事はございません。

 なかなか、各企業のこのような細かな内容を自分で調べて確認する事は難しいです。そんなことを手助けしてくれるのが、転職エージェントになります。

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転職.

先日,私の部下の女性からショッキングな報告を受けました。

「12月いっぱいで会社を辞めます」との事でした。

今までの社会人人生25年の中で、部下が退職すると報告を受けたのは実を言うと初めての出来事だった。何故なら、自分が部下よりも先に転職するケースがほとんどだったからだ。

今の職場には,9月でやっとこ7年目になり私の会社員人生の中でもベスト3には入る職場になっていた。

彼女は私どもの業界では、なかなか稀有な存在で現在社会人7年目に当たります。なかなか稀有な存在とは、私どもの会社自体もなかなか女性が育たない、向かない職種だと感じており体力的、精神的にもなかなか大変な業種である事は間違いないと思います。

私の転職人生は基本的に同じ業種で、どんどんといろいろな会社で得たスキルを次の会社で活かして自分の価値を上げていく様なものでした。

しかしながら、彼女の場合は大きな意味での業界は一緒ですが、官公庁への転職が決まったとの事でした。

詳しくは分かりませんが、28歳位までは新卒扱いという事で官公庁も人材を募集しているみたいです。なので公的資格を取得しているその位の人材は転職を視野に入れているかも知れませんので、心当たりがある場合は注視してください。

とは言う私も実はその頃に新卒で入社した会社を辞めて、転職をしました。

ですから、私も彼女から報告を受けた時に転職を留める事は出来ません。自分もそうやって今に至るのですから。

なかなか彼女も言い出せなかったらしく、苦しんでいて仕事が手に付かない状況でした。会社を辞めるのもかなりのエネルギーが必要ですから、またあまり自分の意見も言わずに優しい性格も起因して苦しかったのだろうと今思えば感じます。

日本はまだまだ男尊女卑が残っているのか、建設業は本当に女性が活躍している事を目にする事がとても少なく今後ともなかなか変わらない土壌を感じています。女性だけではなく建設業から若い人材が育っていかない様にも思えます。

女性が現場の仕事をする事は大きなゼネコンの現場で無いと成り立たないと感じます。私が働いているハウスメーカーではこの問題は解決する事が難しくこれから就職をお考えの女性は参考にして欲しいです。